男性不妊の検査と治療法
病院での検査方法
病院での男性不妊検査と治療法を調べてみました。参考にしてみてください。検査方法は、精液検査と、泌尿器科的な検査があるようです。
精液検査について
精液の検査をします。異常があれば泌尿器科的な検査が行われています。
精子はとても繊細なので、体調やストレスなどでも結果が変わります。1回の結果で判断せず、複数回行うことも大切なようです。
採血してホルモンの状態も調べます。
精液検査の正常値(WHO基準)(精液量1.5㎖以上)


泌尿器科的検査について
男性ホルモン(テストステロン)や性腺刺激ホルモン(LH、FSH)、プロラクチンなどの検査をします。
染色体・遺伝子、精子の機能を調べる検査、精巣生険など、病状によって行われます。
病院での治療法について
男性不妊では、薬が劇的に効くということは多くないようです。状態に合わせて人工授精や体外受精・顕微授精が適応されます。精子の状態が悪くても原因不明のことが多いため、人工授精、体外受精となることが多いようです。
無精子症 | 精子を採取して凍結保存します。 |
閉塞性無精子症 | 精路再建術を行います。精路再建術をしても精子が通らなかったときは、精巣組織の一部を採取するなどが行われます。 |
非閉塞性無精子症 | 精子が形成されていないことが多いので、綿密に精子を探しますが、精子を採取できないこともあるようです。 |
下垂体・視床下部が原因の無精子症 | ホルモン補充をします。 |
乏精子症 | 軽度の場合は、漢方薬や薬物療法(クロミフェン)を行います。 |
精索静脈瘤が原因 |
原因となっている静脈を縛る治療をします。 「精索静脈瘤」とは、精巣から出ている静脈の血流が逆流して滞ってコブ状に膨れる病気です。滞っている血液が精巣の温度を上げてしまうため、精子形成に影響します。 |
勃起障害 射精障害 |
抗うつ薬、PDE-5阻害薬など心と体両面からの治療をします。 改善しない場合には、精子を採取して体外受精や顕微授精を行われます。投薬治療を希望しない、年齢などで妊娠を急ぐなどの時には、人工授精を行われます。 |
重症精子無力症 | 精子不動症の場合は、顕微授精を行います。 |
精子不滅症 | ごくわずかに生きている精子が見つかることが多いのですが、見つからない場合には、精巣内の組織の一部を採取して精子を取り出し顕微授精します。 |
ホルモン異常 MHH(低ゴナドトロピン血性精巣機能低下症) |
不足しているホルモンを補うホルモン補充療法が行われます。 |