精神的な疾患
東洋医学からみたうつ
東洋医学では、「うつ」は「気」の失調によって症状が出現すると言われています。過度なストレスなどにより、「気が不足する」あるいは、「気が滞る」「気の流れが悪くなる」ことによって、不安感、疲労感、無気力、抑うつ、頭が重い、等の症状に発展すると考えられています。
精神的な疾患にてい鍼ができること

例えば、うつ状態に効果があるツボには、
「百会(ひゃくえ)」「神門(しんもん)」「内関(ないかん)」「労宮(ろうきゅう)」「膈兪(かくゆ)」「腎愈(じんゆ)」「気海(きかい)」「湧泉(ゆうせん)」「三陰交(さんいんこう)」などがあります。
当院では、上記のツボを刺激するほか、ストレスを感じて出来た「こり」や「滞り」を見つけてほぐしています。治療としては、全身の治療をして血流をよくした後、特に流れが悪くなっている箇所を治療します。
うつ症状や不眠など、精神的な疾患を持つ方は、首や肩の滞りが多く、ほぐすことで脳への酸素や栄養分が届きやすくなり、眠りやすくなる、身体が軽くなるなど変化がみられます。長年我慢してきた不眠などの身体症状を改善するには、時間を要すことがありますが、必ず変化が見られます。症状が進行する前に、早めに治療して、健康な身体を保ってほしいと思っています。
ご自身のために、ご自分の体を是非正しく労わってください。