不妊症について
不妊症の定義

以前は、一般的に『避妊もせずに2年たっても子供ができなければ不妊症』と、定義されていましたが、世界保健機構(WHO)とアメリカの生殖医学会など海外の諸機関で、不妊(症)の定義を1年の不妊期間によるとしていることから、日本産科婦人科学会でも平成27年8月に『1年』に変更されました。
生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という。その一定期間については1年というのが一般的である。なお、妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない。(産科婦人科学会用語集にある「不妊(症)」の定義より) |
不妊症の数
日本では、女性が妊娠を考える年齢が遅くなってきていることもあり、妊娠する年齢が高くなっています。現在、不妊(症)のカップルは約10組に1組と言われており数十万のカップルが不妊治療を受けています。
東洋医学からみる不妊症

不妊症の治療も同じです。子宮や、卵巣だけの問題ではなく全身症状なので、全身治療をします。不妊症の原因の多くは鍼灸治療が得意とするものが多いので、不妊症の治療は著効を奏しています。
例えば、不妊症の方の腹部は冷えがあり、圧痛や硬結しているところもあります。精神的なストレスや疲労をためている方も多く治療してそれらを取ることで、妊娠しやすい体つくりを目指しています。