ドイツでのてい鍼セミナーと妊娠及び出産の国際会議
2019年3月22~23日に、ドイツのマンハイムにて、"Geburtshilfe im Dialog &TCM im Dialog"(産婦人科と中国伝統医学の国際会議)が行われました。その会議は、TCM(中国伝統医学)と、TJM(日本伝統医学)の交流とし、3000名以上の参加がありました。日本からも産婦人科医や助産師、鍼灸師が発表する場も設けられました。主催者のDr.ThomasWernicke、Dr.AnsgarRömerには大変感謝しています。会議は大変素晴らしく大変勉強になりたくさんの刺激を受けてきました。
エザキ鍼灸院の江崎利一も「不妊治療におけるてい鍼治療について」と題して、述べてきました。当日の参加者は、てい鍼そのものを知らない方がほとんどでしたので、大変興味深く聞いて頂けました。
前日の3月21日には、てい鍼治療のセミナーも行いました。今回は1日間でしたので、休憩を挟みながら10時間近く講義と実技指導を行いました。参加された方は、産婦人科医と助産師20名です。皆さん講義を受けた後は熱心に練習され、最後は上手くお互いを治療できるまでになりました。
今回のドイツの大規模な国際会議では、いかに安全に出産させるか、またそれが健やかな赤ちゃんの誕生につながるとして取り組まれていましたので、妊婦さんへの治療についても改めて考えさせられる滞在となりました。
てい鍼治療は、妊娠出産の大切な時期に身体づくりの治療として必要なものになるのではと考えています。ドイツだけではなく、日本の妊娠出産をむかえる女性の健康のためにできることを更に考えていこうと思います。
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